▼【books96.com】(ぶっくすくろ・どっとこむ)という思想系ブックストアを“開店”いたしました♪ 当ブックガイドや姉妹ブックガイドでご紹介している本をはじめ、聖書・キリスト教/仏教/西洋哲学/倫理学に関する本を多数ご紹介しております。見るだけでも十分に楽しめると思います。「こんな本があったのか! 知らなかった!!」という発見もあるはずです。ぜひお立ち寄りくださいませ!
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【books96.com】(ぶっくすくろ・どっとこむ)
![]() | お経の意味がよくわかる本 イラスト図解版―素朴な疑問が氷解し、仏の世界が見えてくる 鈴木 永城 河出書房新社 2007-12 売り上げランキング : 331085 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
▼仏教には数多くの経典があるが、そのなかからとくに人気の高い大乗仏教の経典――般若心経、阿弥陀経、法華経、観音経、理趣経と、これらに加えて正信偈、修証義がとりあげられている。この本の特徴は、意味を知るのがむずかしい経典の内容のポイントを、図やイラストをふんだんに使って、じつにわかりやすくシンプルに示している点にある。これだけ平易に解説されているなら、もうお経の意味がわからないということはないはずだ。文字も大きいので、目の悪い年配者にも読みやすいであろう。経典について知りたいという人が読む最初の1冊にふさわしい。
![]() | 密教的生活のすすめ (幻冬舎新書 ま 1-1) 正木 晃 幻冬舎 2007-11 売り上げランキング : 77725 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
▼『カラーリング・マンダラ』『性と呪殺の密教』『マンダラとは何か』など、密教、仏教、宗教学に関する著書を精力的に上梓している密教学者の著者が、密教を日常生活にとりいれるためのポイントを紹介。密教のことをあまり知らない初心者でも実践できる方法を詳しく解説している。「密教」というと、現代人の生活にはあまり縁がない儀礼仏教や学問の世界のなかだけで実践や研究が行なわれている印象があるが、この著書のおかげで密教がグッと身近に感じられてきて楽しい。それだけでも、本書が果たす役割は大きいと言えよう。ただし、著者の提案する方法を実際にやってみて、それを受け容れられるかどうかは、読者によって大いに分かれてくるところであろう。
![]() | [図解]仏教宗派がよくわかる本 永田 美穂 PHP研究所 2007-10-27 売り上げランキング : 21298 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
▼日本仏教に存在する宗派を一覧できるような入門書は、これまで数多くありそうでそれほどなかった。本書は、南都六宗と鎌倉新仏教にふくまれる各宗派を中心に、その違いや特徴、宗祖、教典、文化・しきたりといったそれぞれの側面の重要ポイントについて、図やイラストを数多く用いて平易に紹介している貴重な入門書である。これから仏教について勉強したいという人の入門書としてはもちろんのこと、観光旅行や修学旅行に行く前の“副読本”や、自分の宗派のことについて知りたいという人のための参考書としても十分に活用できる。
![]() | 日本人のための仏教のしきたり―葬式から年中行事まで、知っておきたい作法と心得 ひろ さちや 大和出版 2007-10 売り上げランキング : 249007 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
▼『「世逃げ」のすすめ』『ブッダは何を教えたのか』など仏教思想家として初心者向けの数多くの著作があるひろさちや氏が、日本に伝わる仏事の意味についてやさしく解説している。とりあげられているのは、「死に水」「湯灌」「水引き」など葬式に関するもの、「中陰」「祥月命日」「焼香」など法事に関するもの、「墓碑銘」「卒塔婆」「開眼供養」などお墓に関するもの、「魂入れ」「脇侍」「木魚」など仏壇・仏具に関するもの、「初詣」「花祭」「施餓鬼会」など年中行事に関するものである。著者いわく、「現在では、昔ながらの『しきたり』を知っていても役に立ちません。……仏教の『しきたり』に関することばをとりあげて、そのことばの本来の意味を明らかにすることによって、そこからどのような『しきたり』が生まれてきたかを追求しました。このようにすれば、きっと現代という変化の時代にも通用する『しきたり』の知識が得られると思います」。私たちの生活に密着した仏事を通して、仏教の考え方を学ぶことができるようにもなっている。
![]() | 「やさしい」って、どういうこと? アルボムッレ・スマナサーラ 宝島社 2007-09 売り上げランキング : 82091 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
▼スリランカ仏教の高僧である著者が、“真のやさしさ”とは何かについて平易に説き明かしている。現代社会に蔓延している「やさしさ」の基準に潜む欺瞞を明らかにし、その欺瞞を解消し、「正しいやさしさ」を身につけるための考え方と術を紹介している。この本に書かれているとおりに実践すれば、誰でも「正しいやさしさ」を身につけることができると言っても過言ではないだろう。100ページにも満たない小著だが、仏教に生きる著者の智慧に十分に満たされた1冊となっている。
![]() | マンダラとは何か 正木 晃 日本放送出版協会 2007-08-29 売り上げランキング : 85847 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
▼日本を代表する密教研究者の1人である著者が、「マンダラは現代社会に寄与できるか?」という問題意識からマンダラの本質について考察している。密教やマンダラの基礎知識を押さえたうえで、マンダラの瞑想法や世界各地に見られるマンダラの話が進んでいくのでとても理解しやすい。記述もいたって平易である。最終章では、「マンダラ塗り絵」が心身に与える効果について、ユングのマンダラ論とからめて語られていて興味深い。従来のマンダラ入門書とはひと味もふた味もちがう“新時代のマンダラ入門書”である。
![]() | なぜ仏教で人は救われるのか―超現代仏教論 高崎 直道 ひろ さちや 春秋社 2007-08 売り上げランキング : 392879 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
▼『「世逃げ」のすすめ』『ブッダは何を教えたのか』など仏教思想家として数多くの著作があるひろさちや氏と、『大乗仏典〈12〉如来蔵系経典』『宝性論 (インド古典叢書)』などの著訳書がある仏教学の泰斗・高崎直道氏が、「輪廻」を軸に対談している。ひろは、「日本の仏教が大きくインドの仏教から逸脱している」のは「インド人がほとんど無前提に信じ込んでいる輪廻転生を、日本人は誰も信じていないことにある」と断じたうえで、「はたして輪廻転生という枠組みを外して仏教が成り立つのか」という問いを高崎にぶつけている。提起されている問題がかなり大きいため、読者の誰もが納得するような“答え”は見当たらないが、仏教を「輪廻」という視点からとらえなおすとき、どのような視界が開けてくるかの1つのサンプルが示されていて興味深い。仏教の基礎知識がある者なら、格段におもしろく読めるはずだ。
![]() | すらすら読める 正法眼蔵 ひろ さちや 講談社 2007-07-18 売り上げランキング : 145871 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
▼曹洞宗の祖・道元の主著『正法眼蔵』のエッセンスにあたる箇所の原文に、著者によるやさしい現代語訳を対応させ、その核心思想を明らかにしている。ただし、難解で知られる『正法眼蔵』なので、タイトルにあるように「すらすら」読めてしまうということはないだろうが、原文と訳文を読む前に重要なポイントを著者が平易に解説してくれているので、初心者でもわりと楽に読み進められるはずだ。『正法眼蔵』に挑戦したが途中で挫折したという人も、この本を片手にもう1度再チャレンジしてみてはいかがであろうか? 道元の仏教哲学のおもしろさを存分に堪能できるであろう。
![]() | 目覚めよ仏教!―ダライ・ラマとの対話 (NHKブックス 1087) 上田 紀行 日本放送出版協会 2007-06 売り上げランキング : 15997 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
▼『がんばれ仏教! (NHKブックス)』の著書がある文化人類学者の著者が、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマと対談。日本仏教の堕落をいかに救うかという問題意識を中心にして、仏教が現代社会に対してもつ可能性について深く語り合っている。“執着を捨てる”ことの真の意味は何か、慈悲の心を社会のなかでいかに実践していくか……など、さまざまなテーマがとりあげられており、最後まで興味深く読み進めうることができる。
Author:えすくろ
「仏教を知るブックガイド」管理人のえすくろです。もう遠〜い遠〜い昔に大学院で宗教学を専攻。それ以来、聖書&キリスト教、仏教&仏教経典、西洋哲学&倫理学、社会学(とくに宗教社会学)について広〜く浅〜くたしなみました。今は某大学通信教育課程の非常勤講師として哲学系・社会学系の科目を担当しています。
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