日本宗教史末木 文美士 岩波書店 2006-04売り上げランキング : 13401Amazonで詳しく見る by G-Tools
▼『日本仏教史』や『思想としての仏教入門』などの著書がある著者が、記紀の時代から現代にいたる日本の宗教の歴史を通観。丸山真男の日本精神に関する「古層論」を下敷きに、日本の宗教が神と仏の関連性を軸にどのようにして展開してきたのかが一望できる。日本の仏教の歴史を理解するうえで大いに役立つ。著者いわく、この...
仏像の事典―仏像の見方・楽しみ方がよくわかる熊田 由美子 成美堂出版 2006-03売り上げランキング : 41079Amazonで詳しく見る by G-Tools
▼監修者は仏教美術の専門家。タイトルから想像すると“字がいっぱい詰まったイカツイ分厚い本”だと思われるかもしれないが、写真とイラストがふんだんに使われた、見ているだけでもワクワク楽しくなってくる本である。如来や菩薩、明王などの特徴はもとより、仏像の目や手、持ちもの、ポー...
仏教の倫理思想―仏典を味読する宮元 啓一 講談社 2006-04売り上げランキング : 116353Amazonで詳しく見る by G-Tools
▼インド哲学が専門の著者が、『スッタニパータ』『法華経』『金剛般若波羅蜜経』の3つの経典に即して、仏教が説く人間の生き方=倫理=実践哲学を紹介している。著者いわく、「仏教は、本来、いわゆる宗教的というよりも倫理的」であり、その仏教倫理の入門書的存在が『スッタニパータ』と『金剛般若波羅蜜...
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マンダラという世界―ブッディスト・セオロジー立川 武蔵 講談社 2006-04-11売り上げランキング : 132287Amazonで詳しく見る by G-Tools
▼書名からして、密教で用いる曼荼羅(マンダラ)の解説書だと思いきや、さにあらず。マンダラを「他者を受け容れた寛容の世界」=「浄化」された世界のモデルとしてとらえ、それを基盤にして、旧約聖書・新約聖書や西洋哲学、インド哲学における世界観を参考にしながら、現代社会にふさわし...
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自燈明―捨てる自分、活かす自分玄侑 宗久 三笠書房 2006-03売り上げランキング : 54182Amazonで詳しく見る by G-Tools
▼タイトルにある「自燈明」(じとうみょう)というのは、「お釈迦さまが亡くなる前に、アーナンダという弟子に対して話した最後の教え」のことである。「お釈迦さま亡きあと何を頼りにすればいいか?」と問うアーナンダに対し、釈尊は「汝自身を拠り所(燈明)にせよ」と答えたそうである。この本では、『...
邪教/殉教の明治―廃仏毀釈と近代仏教ジェームス・E. ケテラー James Edward Ketelaar 岡田 正彦 ぺりかん社 2006-04売り上げランキング : 335619Amazonで詳しく見る by G-Tools
▼アメリカ・シカゴ大学の教授で日本宗教文化史を専攻する著者による、おそろしく重厚で字がみっちり詰まった専門書。しかし、内容はとても刺激的。明治期に起きた「廃仏毀釈」(はいぶつきしゃく)運動は日本史の教科書ではほんの数行の説明で済まさ...